こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今回のテーマは「日本に初めてギターが来た日①」です。
皆さんは、日本人が一番最初に「ギター」という楽器を見たのはいつ頃だと思いますか?
少し歴史のお話になりますが、実はその歴史は私たちが思っているよりもずっと古く、なんと戦国時代にまで遡ります!
当時の日本は、織田信長や豊臣秀吉が活躍していた時代。そこにポルトガルからキリスト教の宣教師たち(フランシスコ・ザビエルなど)がやってきました。彼らが布教活動の一環として日本に持ち込んだのが、ヨーロッパの弦楽器でした。
厳密には現在の6弦ギターではなく、「ビウエラ」や「リュート」と呼ばれるギターの先祖にあたる楽器でしたが、当時の記録には宣教師たちがこれを弾きながら歌っていたという記述が残っています。これが「日本人が初めてギターらしき音色を聴いた日」と言えるでしょう。
では、初めてそれを弾いた日本人は誰だったのでしょうか?
宣教師たちは神学校(セミナリヨ)を作り、そこで日本の少年たちに音楽教育を行いました。つまり、最初にギター(ビウエラ)を弾いたのは、キリスト教を学んでいた戦国時代の日本の少年たちだったのです。
彼らは賛美歌の伴奏として、西洋の曲を一生懸命練習していました。ちょんまげを結っていたかもしれない少年たちがギターを弾いていたなんて、なんだか不思議な光景ですよね!
ここで気になるのが、楽器のメンテナンスです。
当時のヨーロッパの弦楽器には「ガット弦」と呼ばれる、羊の腸を細くねじって乾燥させたものが張られていました。しかし、日本とヨーロッパでは気候が違いますし、弦が切れてもすぐにポルトガルからお取り寄せ…なんてことはできません。
記録がはっきりと残っているわけではありませんが、日本の気候でガット弦がすぐに傷んでしまったため、日本の伝統楽器である「三味線」や「箏(こと)」、あるいは「琵琶」に使われていた「絹糸(シルク)」を代用して張っていたのではないか、とも言われています。和楽器の弦で西洋の楽器を鳴らす。まさに和洋折衷の響きが、当時の教会で奏でられていたのかもしれません。
しかし、その後日本では「キリスト教禁止令」が出され、鎖国が始まります。これにより、せっかく日本にやってきた初期のギターたちは、歴史の表舞台から完全に姿を消してしまうのです。
次に日本にギターがやってくるのは、それから約300年後。明治時代になります。
次回の「日本に初めてギターが来た日②」では、現在の形に近いギターがどのように持ち込まれ、誰が弾き始めたのかをご紹介します。お楽しみに!

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